男の「キレイ」は
グルーミングからビューティケアへ

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 男性がキレイになるための身づくろい、毛づくろいをグルーミングと呼びますが、最近これが女性のビューティケアとどんどん重なり合ってきているように思うことがあります。青山に『ザ・バーバー』という、その名の通りのザ・床屋さんがあって、これがロンドンのBarberがそのまま日本に移って来たような何とも素敵な床屋さん。ジェントルマンを磨き、メンテナンスするための神聖な場所というオーラが漂っていて、ここなど”グルーミング道”のコアな精神を守っていると思うのです。
 
 いっぽう最近ラグジュアリーマーケティングのサーベイでインタビューしたKさん(40代男性・起業家)は自身の美を磨くことに余念がなく、ネイルケアは甘皮のとり方にまでこだわる。あとフットケアはもちろん、今は脱毛に凝っている。完全に脱毛された状態だと足がひと回り小さく感じるらしく、その状態でズポンをツルンとはける感じが病みつきになるのだとか。この方などはグルーミング道を極め、さらに従来で言う女性の美容分野にも、敢然と踏み込んでいる冒険者です。
 
 中国のラグジュアリービジネスをレポートするWEBマガジンJing Dailyで、Z世代(1990年代半ばから2000年代前半生まれ)の若くて裕福な男性たちは、スキンケアとコスメに関心が高く、いわゆる化粧男子化しているというニュースがありました。
 
「ラグジュアリーEコマースサイト、VIP.comレポートによると、同サイトがiリサーチコンサルティンググループと協同で行った調査で、中国のZ世代の男性は年々スキンケアとコスメに関心が高くなっている。Z世代のビューティ消費は2015年に比べ2017年では60%増加。彼らのお気に入りはフェイシャルマスクと、スキンケアセットで、この傾向に目を付けた業界大手メーカ-はすでに中国に向けた男性化粧品のラインアップを開発した。
 
 西洋人に比べて中国人の男性の方がスキンケアの習慣を若い頃から身につけるため、美容ブランドにとって若い中国人男性は巨大な市場。中国本土の男性向けスキンケア&ビューティ製品の市場は2019年、19億元に達する見込み。これはEUROモニタのデータで、グローバルと比べ2倍で成長していることになる。参考サイト:Jing Daily
 
 日本でも化粧男子たちがYoutubeに化粧姿をアップしたり、これをSNSを通じて拡散。化粧はまだ当り前でなくても、40代くらいまでの男性のあいだでは少なくともスキンケアは、もう当たり前になってきています。
 
 カジュアルなラグジュアリーを志向するミレニアル以降の男性のあいだでは、高額なモノを数多く手に入れるよりも、むしろ高額を支払ってでも体験したいことや手に入れたい自分の美と健康が重要になっています。男性のビューティを応援するマーケットは、これからますます大きくなるはず。そしてKさんのように、経済的にも時間的にも余裕のあるラグジュアリー消費者こそが、その道を先導していくことは間違いありません。
 
 
cover photo: University of the Fraser Valley ”UFV_ABSOLUTE_STYLE”
 
 
NOBLESTATEを運営するランドスケイプでは210万件の富裕層データベースをもとに、ラグジュアリー消費者のネットワークを通じた富裕層サーベイ、デプスインタビュー調査を行っています。詳しくはこちらからパンフレットをダウンロードください。

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