ハロッズから徒歩圏の
アパートに住みたい

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 ロンドンのハロッズデパートに行かれたことはありますか? ある百貨店様の調査インタビューをしたときにもロンドンのハロッズ、ニューヨークのバーグドルフ・グッドマン。このふたつのデパートには特別の思いを持っている方が複数いらっしゃいました。いずれも世界中にファンの多いデパートではないでしょうか。
 
 アラブの大富豪がロールス・ロイスから降り立ち、1階のフードホールでちょっとお買い物。その間、白い手袋をしたショーファーが入り口で待っている。ハロッズにはそんなイメージがあります。何か象徴的で、ラグジュアリーなイメージができあがっているのですね。
 
 このたび、やはりというかアラブはオマーンの王族が、そのハロッズから徒歩10分圏内を条件に2軒の超高級アパートを購入したというニュースがありました。ハロッズのあるナイツブリッジ地区としては過去2年間で最も高額な不動産取引で、その2軒のお値段、合計で37.5億円。
 
 一軒はカドガン伯爵ゆかりのカドガンスクエアのコーナーに建つアパート。540㎡、5ベッドルームで約25.5億円。もう一軒はハイドパークを見渡す216㎡、4ベッドルームで約12億円。いずれもフルファーニッシュド(家具付き)のアパートで、一族はここをロンドンの拠点として、すぐにでも住みたいようです。
 
 ところでオマーンの王族の方たちはなぜハロッズの徒歩圏内に住みたかったのか。それは何もハロッズのフードホールで買い物をしたいとか、その他のフロアや売り場へのアクセスということではないように思います。もちろんそれもあるにしても、もっと象徴的な何かをこの場所に見出しているからでしょう。
 
 では、これを日本に置き換えて見ると、どこから徒歩10分以内になるのだろうと、ふと考えてしまいます。でも日本の場合、それはデパートではないように思います。ではどこなのかと言われれば、すぐには思い浮かびません。
 
 ただ、これからインバウンドのお客さんや、日本に住む外国人は今以上に多くなるはずです。そうなったときに、だれが日本のハロッズになるのか。つまり世界の超富裕層が、短期であれ長期であれ日本に滞在する、その住まいを選ぶときに、徒歩圏内にあってほしい象徴的な場所に選ばれるのかは、とても重要な事に思えます。世界中のラグジュアリーな人たち、富裕層にとって象徴的な場となること。
 
 その重要性を感じた今回の一件でした。
 
 
参照サイト:LUXUO

 

photo :Herry Lawford ”Harrods”
 
 
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